聖霊を豊かに注いでください。 
マイケル神父
今日の新聞を読んだら、現在の世界に平和や正義を示す出来事の記事をほとんど見つけられません。新聞の最初のページは戦争といろいろな暴力の形を表しています。テレビニュースでは、イラクとアフガニスタンでの戦争だけでなく、世界のほかのところでの飢餓状態やさまざまなひどい事件を何回も取り上げています。そして、新聞の次のページを見たら戦争のために避難している難民たちや泣いて渇いた子供たちが見えます。これらの知らせはみんなの同情を誘います。そして、次のページを続けたら地球の他のところでの戦争中の記事を必ず見つけます。ユダヤ民族とパレスチナ民族との喧嘩がまだ続いています。その二つの民族は一つの土地に住んで、同じ先祖、同じ神様を信仰しながら互いに殺し合いを続けているのが残念です。いつ、その二つの民族が戦争をやめて、一緒に仲良く暮らすことができるのか私たちにはわかりません。皆さん、いつも戦争犠牲者は一般で市民であり、非戦闘員でしょう。
全世界に起こっている戦争で、いろいろな圧迫、虐待のために多くの人々が恐れながら暮らしている事に絶望しています。時々私たちの周りの不正や暴力を見ると希望を捨てそうになります。私たちの世界はこれらの恐ろしい状態の奴隷です。なぜこれらの死に近い文化を行っているのでしょうか。原因はいろいろあり、私は三つの原因を伝えたいです。一つは、黙ること。次に私たちは安心するために不正義に戦わず、自分は安全な鳥かごのような所で暮らしている。これは愛が足りないことだと思います。もう一つは強い国々の大統領、又は総理大臣たちのウソです。真理を隠して戦争に入って、まことの平和の宣言を捨ててうそつきの美しい話を民間に伝えます。
これらの恐ろしい現実の中に二つの質問が出てきます。「いつ私たちはこれらの奴隷状態から解放されますか。」「私たちはキリスト者としてこれらの問題、危機状態に対してどんな反応、一致した行動をとるべきでしょうか。」今年も聖霊降臨を祝いました。毎年聖霊降臨を祝います。この祝いは上の質問に答えられると思います。聖霊降臨に私たちは聖霊の賜物を思い起こして祝いました。どんな賜物でしょうか。それはイエスキリストのまことの平和と赦し(A年)、真理(B年)、と誠の愛(C年)です。イエスが弟子たちに現れた時に告げ知らせた賜物が平和と赦しです。弟子たちはユダヤ人を恐れて自分達のいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真中に立ち、「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」(A年ヨハネ20・21‐22)「その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。」(B年ヨハネ16・13)「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。」(C年ヨハネ14・15‐16)結局、これらの3年ごとの朗読から主の平和、真理、愛という聖霊の賜物を見つけられます。どのように弟子たちが聖霊を受けたのか使徒たちの宣教の第2章でそれについて言い表しています。その出来事には激しい風が吹いてくるような音、炎のような舌、そしてほかの国々の言葉で話したとありました。これらのことが神様の聖霊の力のしるしです。神様の力は分裂した人類の中に入って来て、みんなが自由や平和を受けるように人類を集め、一つの共同体を形づくるのです。聖霊降臨の出来事によって弟子たちは目覚め、平和、勇気、霊性を受けました。これらを携えて全世界に、神様の偉大な業、イエスの行われた解放の福音を述べ伝えに行きました。
聖霊降臨はキリスト者として、私たちを目覚めさせ、それぞれの使命を気づかせ、その使命を行わせます。私たちの言葉や民族、文化、社会の地位は異なっています。それにもかかわらず我々は一つの神様の家族、兄弟姉妹として一緒に生きることができます。それは私たちの使命であり、周りの世界には不正義、基本的人権侵害、いろいろな暴力があります。『私たちはこれらについて黙ってみていることしかできない、何もすることができない、と思い込んでいるにすぎない』ことを聖霊は解らせてくれます。黙るな、恐れるな、うそを言うな、嫌われるな、と言うことだけでは足りないのです。必ず、現代の奴隷状態から解放するために、つまり平和を築く時に真理を証しし、まことの愛を築きましょう。聖霊降臨を祝う時、神様の霊は私たちにこれらのことを思い出させて、私たちを派遣して、女性と男性、ユダヤ人と異邦人、貧しい人とお金持ち、黒人と白人などの間の厚い壁をくずさなければなりません。わたしたちの使命はあらゆる人が兄弟姉妹の愛を話すようにすることです。御父と子に遣わされた聖霊によってそんな使命が可能になるでしょう。