教会共同体(私たち)は
変化している世界のどこにいますか?

マイケル神父

ヘラクライツスという紀元前のギリシャの哲学者は次の言葉を示しました。「万物は流転する」と。人間は変わり、命も変わります。本当にすべては変わります。社会にある教会も変わります。つまり、この世界は静止ではなく、現実は基本的にプロセスであり、進行することであります。枢機卿ニューマンが話した通り、「生きることは変わることであり、長く生きることは多くを変えることであると。だから、教会共同体も必ず変わります。

歴史の中で教会は変わるのを進めることにいろいろな反応がありました。第二バチカン公会議は教会を大きく変えることでした。第二バチカンの後に、この大変化に対していろいろな反応と反動があります。社会的な分析者たちによれば大体三つの反応と反動があるそうです。一つ目は伝統的なモデル、二つ目は寛大なモデル、三つ目は抜本的なモデルだそうです。これらの三つの形を見ましょう。

 伝統的なモデルは教会内の変更の挑戦に古い確信、および伝統的な慣習の再度強調によって答えます。変更への答えは抵抗なのです(Resistance)それがこのモデルの特徴です。だから変わらない階層的な教会を堅く守って、または権限への従順に重点をおいて強調します。つまり、元の第一バチカン公会議のような階層的に構成された社会を止めたくないのです。この社会の階層的な構造では変化は不可能でしょう。

 寛大なモデルは教会の変化を抱き締めます。教会の中の構造の成長は可能です。このプロセスは更新する、あるいはよみがえること(renewal)と呼ばれます。たとえば、各少教区や地区レベルで典礼は日本に合ったものに変えることができて、信徒をはじめ、教会委員会の広い声と意見は互いに分かち合うこともできます。皆の参加で文化や宗教的な経験などが認められて、尊敬されるようになります。教会のイメージは参加による共同体です。この教会は福音を忠実に守って、神の国へ旅する共同体と呼ばれます。けれども、司牧の根本的な変化が少ない、構造変化も足りないのです。たとえば、司祭や司教などは男性だけです。また教会の結婚生活の法律は結婚できない司教、枢機卿、教皇が決めます。

根本的なモデルは世界の変更の挑戦に答える新しい方法を追求します。その形は再創造(recreation)。現代世界では自分の新しい関連性を発見するようにこの初代教会の経験を調査しています。これにはこのモデルの逆説です。各小教区の中に、ブロック、地区、小さい教会共同体の中に皆の協力は大切です。信徒チーム司牧の協力は強調されています。皆の司牧と協力は教会の中のためだけでなく、広い社会のためなのです。だから大事なNGOとのつながり、たとえばレインボーとつながり、あるいはアムネスティーとの共同は支援されています。このモデルのイメージはギリシャ語でコイナニア(KONONIA)と呼ばれます。意味は交わりです。教会の活動、協力、構造はこの交わりのためです。この交わりの出発点は新約聖書のいろいろな教会共同体の信仰の経験と、ナザレのイエスの言葉と行いです。                        

皆さん、私たちは教会共同体としては現代世界の変化への三つの反応の間のどこにいますか。大事なのはこれらのモデルは鏡を通して私たちの深い識別と強力な行動に役に立つのだと思います。

 

教会ニュース「風」 2月号 巻頭言より